1984-07-17 第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第20号
○遠藤委員 いわゆる客観的要因といいますか、例えば石油が枯渇した場合とか石油コストがもっと値上がりになった場合に原子力船時代が来るんだという論議では、私は国民の納得が得られないような気がするわけでございます。
○遠藤委員 いわゆる客観的要因といいますか、例えば石油が枯渇した場合とか石油コストがもっと値上がりになった場合に原子力船時代が来るんだという論議では、私は国民の納得が得られないような気がするわけでございます。
これは熊谷参考人にお伺いしたいのですけれども、特にこれは原子力船の将来性とも関連する問題でございますが、石油コストの値上がりによって原子力船時代が来るんだというふうな、いわば他力本願的な原子力船時代の到来というものではなくて、原子力船時代を来させるという意味におきましては、自力で原子力船自身のコストダウンを図っていかなければならない、こういうふうに考えるわけでございます。
確かに基礎素材産業、特にアルミ等についてはこれは大変な電力を消費をしているわけですから、石油コストの上昇に伴う、あるいは電力料金の値上げ等によって非常に経営を圧迫しているということはわかるわけなんですけれども、もう少しここのところを詳しく述べてもらいたいと思いますのは、価格の上昇が直ちに――この提案理由の説明の中では「第一次石油危機に起因する大幅な需給の不均衡等の」、こう書いてあるんですね。
ただ、一般論として言えますことは、これからの問題でございますが、石油コストの値下げ等がございましても、これが直ちに税収に影響するものでもなければ、各般の問題で不確定要素が大変に多いところでございますので、その際どうするということをお答えすることは差し控えさしていただきたい。
ですから、四十八年の石油ショック以来日本経済は経済動向が一変いたしまして、それまでは安い石油のもとに生産性の向上が図られてきましたけれども、それ以後の経済はどちらかというと、石油コストを初めコスト高になり非常に生産性という面において変化が見られてきている。
しかもその石油が値上げしてくる、あるいは大幅な石油コストの値上げを吸収できないくらいの非常に低い労働生産率に置かれている。
幸いにして、サケ・マス操業をいたす漁業は、北洋に行きます割合には石油コストの占める比率は少ないのでございますが、それでも十数%に達するわけですから、それが今度のような石油の値上がりということになりますと、その部分のコストアップも相当なものであろう。
もろに影響を受けるであろうわが国の原油供給の問題について、これはどんな見通しを持つのかということですが、緊密な連携をとって円満裏に解決すること身望みます、望みますと言っても、その間にわが国の物価というものはどう変化していくかということ、恐らくこれがもろに石油コストにはね返ってくるのじゃないかという心配。
○国務大臣(村山達雄君) これは私少し鈴木さんと見解を異にするわけでございますが、これは消費税でございますから理論としては石油コスト、原油コストに入っていくわけでございますが、先ほど申しましたように、実際の価格で言いますと二、三千円下げているわけでございますので、実際の感覚から言いますとそれほどのことはないであろう。
その格差というものが、つまり産油国の経済余剰、収入になるわけでございますけれど、それを手がかりに工業化を進める、こういう基本的な関係が、昔は、一九六〇年代は、安い石油コストないし価格をベースにしてすべてを考える。
さらにそれを石油コストにはね返すという形になりますと、計算によっていろいろありますけれども、トン当たり二十円ないし四十円単価が上がる。当然これは原油のコストが上がるわけですから、電力のコストにもはね返ってまいりますし、あるいはそれは政府の財政運用にも影響してまいります。日本経済全体にたいへん大きな影響を与える問題であります。
ただし、石油について見ました場合に、日本の石油コスト、なかんずく産業の原料となります重油の価格につきましては、ヨーロッパ各国いずれも相当程度高いわけでございまして、日本の場合はこれに比べて市況が安いという関係になっております。これはガソリン、重油につきまして両方でございますが、従って重油におきましては、国際市価に比較して日本の場合は高くない。
○吉田法晴君 国がとにかくどういうそれじゃ援助をするかという問題はあとの話、あとの話だけれども、従来経済主義に基づいて安い石油あるいは処理のしやすい石油、コストから言うならば低い石油に石炭が負けるのは当たりまえじゃないか、こういうことで経済主義に基づいて石炭政策を立てるのでなくて、石炭産業あるいは石炭産業に従事する従業員、労働者を含んでこれは維持しなければならぬ、日本の経済の発展に即応して、テンポはとにかくとして